ART OSAKA 2022 / Expanded Section

会期|2022.07.06 - 2022.07.11

開館時間|11:00 – 18:00(最終日は17:00 閉館)

会場|クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)

〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋4-1-55

https://www.namura.cc/


FINCH ARTS 出展作家:前谷開




【開催概要】


大阪市中央公会堂 × クリエイティブセンター大阪


記念すべき第20回目となる現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2022」を7月6日(水)〜11日(月)の日程で開催致します。「ART OSAKA」は国内の現在進行形のアートフェアの中で最も長い歴史を持ち、若手から中堅アーティストの動向が見られる場として親しまれてきました。

今年は、昨年に引き続き、大阪を代表する文化エリアにある大阪市中央公会堂(国指定重要文化財)と、新たな会場として、アーティストのアトリエなどが集まる北加賀屋エリアにある名村造船所跡地-クリエイティブセンター大阪(近代化産業遺産)の2会場にて開催いたします。

大阪中之島美術館がオープンし注目を集める文化エリアの中之島と自由で包容力のある北加賀屋をアートで繋げ、大阪の街ごと楽しめる「ART OSAKA 2022」を是非お楽しみ下さい。


【Expanded Section】

開催日時

2022年7月6日(水)―7月11日(月)


一般公開 6日(水)・7日(木) 13:00―20:00

8日(金)~10日(日) 11:00―20:00

11日(月) 11:00―17:00


会場

クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)

〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋4-1-55

U. https://www.namura.cc/


【Galleries Section】

開催日時

2022年7月8日(金)―7月10日(日)


プレビュー 8日(金) 13:00―20:00

※招待者、プレス関係者のみ

一般公開 9日(土) 11:00―20:00

     10日(日) 11:00―17:00


会場

大阪市中央公会堂 3階 (中集会室・小集会室・特別室)

〒530-0005 大阪市北区中之島1-1-27

U. https://osaka-chuokokaido.jp


アクセス

入場料

2会場チケット ¥2,500

Expandedチケット ¥1,000

チケット予約はこちら


※上記は税込価格です。

※37.5度以上の発熱や体調が優れない場合は、来場をご遠慮下さい。

※入場にはマスクの着用が必要です。

[Galleriesに関して]

※入場数の制限をさせて頂くため、事前予約が必要です。

※小学生以下は無料です。但し必ず保護者同伴下さい。

[Expandedに関して]

※日時指定は不要ですが、オンラインチケットをご購入のうえご来場ください。

※Expandedのみの入場において高校生以下は無料です。但し学生証の提示が必要です。



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FINCH ARTS 出展アーティスト


前谷開 | Kai Maetani

自身の行為を変換し、確認するための方法として主に写真を使った作品制作を行う。都市や自然、あるいは他者との関係において、時々に発生する状況に対する自身の立ち位置について確かめながら、そこに入り込み、写真や映像、身体を介してそれらを記録し、作品として提示する。個人的でありながら開かれているような、新たな経験の共有を試みている。


1988年生まれ

2013年 京都造形芸術大学(現・京都藝術大学)大学院 芸術研究科表現専攻修了

2021年 「余の光/Light of My World」旧銀鈴ビル(京都府福知山市)

    「船は岸に辿り着けるのか」TALION GALLERY(東京)

    「血の塩/Salt of the Blood」LEESAYA(東京)

2020年 「類比の鏡/The Analogical Mirrors」山中suplex(滋賀)

    「大京都芸術祭2020 in 京丹後」浅茂川区民会館(京都府京丹後市)

2019年 「六本木クロッシング2019 展:つないでみる」森美術館(東京)



前谷開, Scape, 2022, 11分24秒, 4Kビデオ



《Scape》2019-


歴史学者であり、写真家であるジョン・スティルゴーは、landscape の語源をフリジア語の” landschop”=「掘り起こされた土地」であると考えました。彼は” landschop” をオランダの干拓における、掘った土を陸から海へ放り投げる行為(陸から海を見る)として想像し、その後、” landschop” が英語に直される時、音と意味が変化する過程で、” landskip”=「船乗りが陸地を認識するための目印」(海から陸を見る)となり、現在の” landscape” へと変化していったといいます。


海岸に立って海を見る時の、自分の身体を意識してみること、さらにカメラの視点が加えられ、私がこれまで行ってきた、セルフポートレイトの方法が接続されていきました。自分を記録しようとカメラを見る時、自分という主体は、同時に被写体として見られることになります。これまでの内省的な行為として用いてきたセルフポートレイトという手法を発展させ、風景と身体の関係を扱う作品を作ることができるのではないかと考えました。撮影のために夜の山や海岸などに行き、闇がりの中を足場を確かめながら歩く時、身体が闇の中に溶け出しているような気がして、眺めていたはずの風景が反対に自分を見ているとしたら、そんなことを考えるようになりました。作品を通じて、風景を支える地層的な重なりと、身体を通してそれを確かめること、触れられない風景のイメージを捉えようとしています。


今回、展示している作品はどれも、大阪府南部の海岸沿いで撮影したものです。スクリーンに大きく映し出されている映像は、フィルムカメラで撮影した風景や植物のイメージを、撮影に使用したカメラを映写機のように扱って、身体に投影しています。カメラという目で捉えた風景が逆流して、実物とイメージの間に身体が挟まっているような映像作品です。写真に写っている男女は、撮影を手伝ってもらったアシスタントの二人です。胸の部分に写真がプリントされたTシャツは、彼らにインスタントカメラで撮ってもらった写真を一枚ずつ、シルクスクリーンでプリントしています。1枚のチェキと、Tシャツがセットで一つの作品となっています。これらの作品は、一つの撮影現場の状況を起点に、それぞれ違ったルートを通じて作品として現れています。


©︎Kai Maetani, Photo by Kai Maetani, Courtesy of FINCH ARTS