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NAZE「一日の途中」


©️NAZE《burn into one's》2024, 400×280×30mm、パネル、ペンキ、布、スプレー


NAZE「一日の途中」

会期|2024年6月18日(火)-7月6日(土)

開場時間|10:00-20:00 ※最終日のみ17時閉場

会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール

主催|京都 蔦屋書店

協力|FINCH ARTS


NAZEはこれまで、グラフィティやストリートカルチャーをベースに、壁画のような大型作品、触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティング、廃棄物を使ったオブジェクトなど、多彩な作品を発表してきました。NAZEの作品には文字の添えられたものが多く見られます。日本人でも海外の人でもじっくりと日本語の音感や意味を味わえるようにと、それはローマ字読みの日本語のこともあれば、何語でもなく、彼自身がカッコいいと感じて開発した文字のことも。そして作品には常に、「片隅にあり、実はよく見るとそれらはキラキラと輝いているのかもしれないけれども忘れられてしまったもの」や「ひっそりと影に隠れているもの」への共感が埋め込まれています。最初の衝動を受け止めてくれるドローイングが絵を描いていて1番しっくりくる、というNAZE。今回大きく展示されるノートの切れ端の形をしたパネル作品は、そんな思いを象徴するような作品です。このほかペインティングを含む多数の新作、旧作を展示します。


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おはよう。朝。何気ない朝、外が眩しい。

目が覚めリビングへ、、zz。

飼っている文鳥のご飯と水を変る。

“おはよう”。2度目のおはよう。

文鳥に挨拶。

身支度を済ませアトリエへ向かう。

おはようございます。

生活と仕事、毎日の繰り返し、日常はぐるぐる回る、コロナがインフルのような流行り病のようになり経済もまた回り加速し始めた。世界では戦争が起きている。平和で居たい。ここは平和なんだけど、なんだか澱んでる気がする。正体の見えない不安と安心。ついつい本当の現実から目を逸らしそうになる、昼食。やぁ。いつもの好きな味。不安と安心。近頃「私」達はいい感じかな。どうだろ。戦争。友達も悩んでいる。

悩んでいる。

僕は今日もただ描いている。何かを、自分を、回りを、内側を。答えが分からなくて良かった。そう思う。それがそのままある。落書きを眺め、絵を眺め、考える。人と話す、最近のこと世の中のこと。そんな1日の途中の産物。あなたにとっての今の発見になればと、ふと考える。それが小さなものでも


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NAZE

1989年生まれ。触覚的な筆致で描かれるドローイング、スプレーやコラージュを用いたペインティングや壁画、廃棄物を使ったオブジェなど、様々な表現を往復しながら作品を創り続けている。contact Gonzo としても活動中。

主な展覧会

2022年「MONO NI NARANAI MONO」/ OIL by 美術手帖 ギャラリー (東京)

2022年「TASHIKA ME YOU」/ CENTER (東京)

2022年「WATASHI TACHI」FINCH ARTS (京都)

2022年「PANORAMIC DRAWINGS」 / 村世界 (東京)

2023年「Dear old friend in the future」 / MATTER (東京)

2023年「Little Prayer」/ POL (大阪)

2023年「Träumerei」/ WALL_alternative (東京)



NAZE《Back on track》2023, 1620×1940cm, パネル、布、アクリル絵の具、スプレー、ペン


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