企画展「じねんのいのち」

会期:2021年1月15日(金) - 1月31日(日)

会場:CADAN有楽町(〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目10−1 有楽町ビル 1F

参加作家:淺井裕介、岡本秀、黒宮菜菜、品川亮、谷川美音、松平莉奈、矢野洋輔

岡本秀《垂直プリントE-1〈墓起こし〉》2020, H50.5 x W147.0 x D50.5 cm, 木、岩絵具、水干、ベンガラ、油


この度FINCH ARTSはCADAN有楽町にて「じねんのいのち」を開催いたします。

会期の変更/中止の可能性もありますので、お越しいただく際には各種webサイト、snsなどでご確認をいただけますようよろしくお願い致します。


「じねんのいのち」by FINCH ARTS

2021年1月15日(金)̶ 1月31日 (日)

淺井裕介、岡本秀、黑宮菜菜、品川亮、谷川美音、松平莉奈、矢野洋輔

営業時間:火−金 11時−19時 / 土、日、祝 −17時

定休日:月(祝日の場合は翌平日)

場所:CADAN有楽町

東京都千代田区有楽町1-10-1 有楽町ビル1F


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「人新世」という地質学的な言葉が表すように、人類のここ200年の活動は地球の生態系全体に影響を与えている。この影響はあまりにも大きく、次の100年の地球環境の予測が不可能なほどで、現代の喫緊の課題として自然との永続的な共生関係への努力が認識されている。


「人間」と対になる「自然」という概念は19世紀末に”nature”の訳語として日本に輸入された。それに対し日本には「自然」を表す言葉として仏教思想由来の”じねん”という概念がある。”じねん”とは「おのずからそうであること。あるがままの状態」を意味し、そこには人間と自然の2項対立ではなく、すべての生命を等しく状態としてみる思想がある。「モノ」としての生命ではなく、ある循環する流れの中の一つの状態のような「コト」として。本展では、現代の芸術作品の中に宿る、形を変え存在するあるがままの “じねん”ないのちの状態を鑑賞する。それは花であり木であり人間でも動物でもあり、あるいは抽象的な線としても表象されるだろう。大きなガラス窓に囲まれたギャラリー空間に差す移ろう光とともに作品がそこにある。彼ら/私たちが美術の中に培ってきた美の感性が何かの役にたてば幸いではないだろうか。


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■ART TALK supported by CVJ


アーティスト・トーク(1)

日時:1 月 15 日(金)18:30-19:00

出演:岡本秀、品川亮、谷川美音

司会:櫻岡聡(FINCH ARTS 代表)

予約:https://cadanarttalk05.peatix.com/


アーティスト・トーク(2)

日時:1 月 22 日(金)18:30-19:00

出演:松平莉奈

司会:櫻岡聡(FINCH ARTS 代表)

予約:https://cadanarttalk06.peatix.com/


Supported by Culture Vision Japan

<淺井裕介|Yusuke Asai>

淺井裕介(1981年、東京生まれ)は、土、水、ペン、マスキングテープなどの身近な素材を用い、あらゆる場所に奔放に絵を描き続けます。変化を受け入れながら、成長を楽しむように、尽きることなく生み出される、植物、動物、人間、また動植物と人間のハイブリッドを思わせる根源的なモチーフは、画面に隙間なく併置され、大きな生き物の中に入れ子状に小さな動植物が現れるなど、有機的に生成する生態系の構造を表すかのようです。近年の主な個展に「淺井裕介―絵の種 土の旅」(2015-2016年 彫刻の森美術館)、「yamatane」(2014年 Rice University Art Gallery、ヒューストン)など。主なグループ展やプロジェクトに、「生命の庭」(2020年 東京都庭園美術館)、「Shanghai Urban Space Art Season 2019」(中国)、「Reborn-Art Festival 2019」(石巻)、「武隆ランバ国際 大地芸術祭 2019」(中国)、「横浜美術館30周年記念 アートと人と、美術館」(2019年)、「生きとし生けるもの」(2016年 ヴァンジ彫刻庭園美術館)、「瀬戸内国際芸術祭」(2013-2019年 犬島)、「越後妻有アートトリエンナーレ2015」など。

《新しい眼を手に入れる》2019, H30.0 x W19.7 cm, 木板に鹿の血


<岡本秀|Shu Okamoto>

1995年奈良県生まれ。京都市立芸術大学大学院修士課程絵画専攻日本画修了。マンガや絵画など主に平面イメージを扱う。近年では特に「模倣すること」への関心をもとに、画中画、既存の制作物、おばけ、ゾンビなどのモチーフを使い、作品にメタ視点を持ち込むことで、写生主義と粉本主義、表面と中身、実在とイメージといった二項対立化しうるものの複数化した関係を主題にした絵画作品を発表する。主な個展に2019年「位置につく死体、幽霊の支度」(清須市はるひ美術館/愛知)、「次元のえんそく」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)。グループ展に2020年「梅津庸一キュレーション展「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」」(日本橋三越本店/東京)がある。またグループでの活動に、アーティストによるアーティストリサーチプログラム「MIMIC」、マンガ冊子「おばけの連判状」、バンドユニットの「棒立ち」などがある

《絵画の同人誌》2020, H27.3 x W42.0 x D2.5 cm, 紙本着色


<黒宮菜菜|Nana Kuromiya>

1980年東京都生まれ、2015年京都市立芸術大学博士(芸術学)学位取得。人体を主なモチーフとした物語性の豊かな油彩画、また近年は画仙紙や水墨画用紙といった和紙素材に着目し、染料を描画材に独特なマチエールを有する作品も手がけている。2017年に京都市芸術新人賞を受賞、18年に第21回岡本太郎現代芸術賞に入選。これまでの個展に「カタストロフの器」(ギャラリーノマル, 大阪, 2020)、「ARKO2019 黒宮菜菜」(大原美術館, 岡山, 2019)、「Boys」(FINCH ARTS, 京都, 2019)など。主なグループ展に「VOCA展2020 現代美術の展望 -新しい平面の作家たち- 」(上野の森美術館, 東京)など。

《橋の上#2》2020, H145.5 x W112.0 cm, キャンバス、油絵具、アクリル絵具、蜜蝋


<品川亮|Ryo Shinagawa>

1987年生まれ、大阪府出身。個展「Nature’s first green is gold, (2020/銀座 蔦屋書店 / 東京)」個展「深海 (2020/un petit garage / 東京)」アートフェア「VOLTA New York (2020/Metropolitan West / ニューヨーク)」「ARTISTS’ FAIR KYOTO (2020/京都文化博物館 / 京都)」など日本、ソウル、台北等アジアを中心にバーゼル、ニューヨークなどで作品を発表。アカデミックな技量とともに階層化された制度に厳密に従うことで成立し、存続してきた「日本画」。それによって中断された本来我々日本人が問うべき「日本の絵画」とは何か。あるべき流れを担い再考を続ける。

《 》2020, H50.0 x W37.5 x D4.0 cm, 和紙に岩絵具、墨、アクリル、膠、金箔、パネル


<谷川美音|Mine Tanigawa>

1988年京都府生まれ。2013年 京都市立芸術大学 大学院美術研究科修士課程 漆工 修了。作家自身が描くドローイングをモチーフに、刹那的な時間と漆が持つ長い時間が同居する漆芸作品を制作する。主な個展に「彼は月を撫でてみる」(FINCH ARTS/京都, 2020)、「Brush」(The Gallery by SOIL/香港, 2018) など。近年ではザ・リッツ・カールトン・南京、羽田空港 JALファーストクラスラウンジにおける大型のコミッションワークの制作を手がける。京都市立芸術大学作品展 平館賞/同窓会賞/大学院市長賞(’10/’11/’13)。

《輪郭の表面_01》2020, H 96.0 x W89.0 x D9.5 cm, 漆、FRP


<松平莉奈|Rina Matsudaira>

兵庫県生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了。「他者について想像すること」をテーマに、人物画を主とした絵画を制作。主な個展に、「うつしのならひ 絵描きとデジタルアーカイブ」ロームシアター京都/京都(2020)、「悪報をみる―日本霊異記を絵画化する―」KAHO GALLERY/京都(2018)、「insider-out」第一生命ギャラリー/東京(2017)など。主なグループ展に、「景聴園×今昔館 描きひらく上方文化」大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)/大阪(2020)、「隣人をあなた自身のように愛せ」TALION GALLERY/東京(2019)など。「京都府文化賞奨励賞」(2020)、「京都市芸術新人賞」(2017)、「VOCA展」佳作賞(2015)受賞。2018年より国文学研究資料館ないじぇる芸術共創ラボAIRに参加。

《虚栄、嫉妬、怠惰》2020, H72.7 x W53.0 cm, 紙本着色


<矢野洋輔|Yosuke Yano>

1989年京都府生まれ 。2016年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻漆工修了。木彫を通して、"自分の表現したいもの"と"木そのものが表現するもの"との付かず離れずの関係を作品にしている。主な個展に「寝ている木 踊っている木」(板室温泉大黒屋/’19)、「かたち廻る木」(FINCH ARTS/‘19)、「出てきた根」(ギャラリーモーニング/‘18)、主なグループ展に「京芸transmit program 2017 」( 京都芸大ギャラリー@KCUA/‘17)、「西太志 + 矢野洋輔展『居心地の良さの棘』」( 8/ ART GALLERY/ Tomio Koyama Gallery/‘17)がある。2018年には第13回大黒屋現代アート公募展にて、大賞を受賞。

《炎と実》2020, H21.0 x W32.0 x D27.0 cm, クスノキ、各種木、漆


<作品・アーティストに関するお問い合わせ>

FINCH ARTS 担当:櫻岡

E-mail:info@finch.link TEL:+81(0)80 1351 9467 URL:finch.link

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